異能メイズ2巻発売における感謝

異能メイズ①
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▼異能メイズという作品と関わって頂いている方への感謝

山田先生に異能メイズを描いて頂いたことが僕のキャリアの幸運の一つです。

3年近く前にガンガンの担当編集さんと能力もののダークサスペンスの企画の相談をし始め、いくつかの犠牲(ボツ)を経た後、異能メイズのプロットが出来てきました。

ちなみに1章の砂の異能編の内容は何度も何度もリテイクを繰り返したのをよく覚えています。多分今までの仕事で最も書き直したのが異能メイズの1章と現在連載中の3章です。

とにかく1章が形になった頃に、山田先生に描いて頂けるお話を頂いたかと記憶しています。

ユウヘイのキャラクターデザインや、サエコのデザイン、また幕引きの早いキャラクターにおいても、生き生きとした描写で、魂を吹き込んで頂きました。

現在いくつか漫画連載の原作として関わらせて頂いていますが、ネームやゲラと、真っ先に最新話を読めるのが原作者として役得であり、この仕事をやっていてよかったと思える嬉しい瞬間です。

山田先生の原稿においても、毎月のように担当さんと「ここがすごい!」と感動のやりとりをしております。

この場を借りて、山田先生はもちろん、担当編集者のN氏、営業の皆さま、デザイナーの皆さま、そしてガンガンを読んでいる読者の皆様に、ハガキ職人の皆さま、心より御礼申し上げます。

▼少しだけキャラクターのお話

主人公のユウヘイは、勇気と平等が名前の由来で、人物像は「自分だけ楽になろうとするのはエゴだけど、自己犠牲だけもまた偽善」という哲学的なジレンマから「自分も他人も助ける」というコンセプトで生まれました。そんな少年が、異能メイズに挑む姿を描きたかったのが作品企画としての1つの出発点です。

ヒロインのサエコさんは、ユウヘイの導き役であるのと同時に、復讐に生きる少女として物語のエンジン部分をまかせています。「だっ」としか言わないのは、可愛さのギャップが欲しくて、クレヨンしんちゃんのひまわりのイメージからヒントを得ました。

実は最も近いキャラクターは2巻に登場する松本レンというキャラです。二人は似たマインドの持ち主であるのと同時に、ユウヘイと傍にいたかいないかで、レンとサエコさんは違う運命をたどります。この辺りはガンガン最新号を読んでいくとじょじょにわかると思います。そうです、宣伝です。

▼漫画のお話

若い子たちが命を落とす凄惨な世界観ではありますが、むしろ各人物の性格やその人生など、皆さんに愛して頂けるよう、担当さんと相談しながら一生懸命制作させて頂き、山田先生が最高のかたちで表現して頂いております。

戦乱期の漫画業界の中、こうして読んで頂き、ご縁を頂くこと自体がありがたいお話です。

まだまだユウヘイとサエコを通して表現したい展開がございますので、引き続きどうか応援をよろしくお願い申し上げます!

という訳で、本日、異能メイズ2巻が発売しました! そうです、宣伝です!

蜂の異能編、ダイヤの異能編、そしてパンチラ神経衰弱を収録した恐怖と笑いが入り混じった2巻です!

「ダ」しか言わないヒロイン、花牟礼サエコの恋と、新キャラ「7万円をくれる大金持ち」松本レンの活躍も是非御覧ください!

コミックス2巻、7月22日発売記念で第6話までニコニコ静画内で連載決定!!
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プレゼント企画



異能メイズ第②巻、7月発売決定!

さらに新作も近日発表予定です!

引き続き岡田伸一と諸作品をよろしくお願い申し上げます!

近況

絶賛育児中のあれぁれぁ/岡田伸一です。

改めてですが、「あれぁれぁ」っていうのはネットで執筆を始めたときのペンネームで、ラテン語で『Arearea=楽しい時間』という意味です。

20代前半の頃、立川市にある同名のビルの漫画喫茶で2週間くらい寝泊まりしていたことからこの名前にしました。

自他ともに認めるポジティブな無職で、ナンパ好きだけどギャルが怖い話とかして、いろんな方に笑ってもらった青春時代を過ごしましたが、今は妻のお陰でなんとか一児と二匹のパパをやっています。

わざわざこんなこと言う成人男性もあまりいないと思いますが僕は家族が大好きです。

妻を尊敬してるし、たくさん恩があるし、息子も可愛くて仕方ありません。自分の親にも妻の親にも、これからも親孝行させてもらうために長生きしてもらいたいと考えています。

話がそれましたが、要するに9割くらいは家族の為に仕事をしています。

小説、漫画のシナリオを書くという創作において、商売(ビジネス)と自己表現(アート)のバランス感覚って難しいと思います。

ちょっと意地悪な言い方ですが、好きな表現でご飯を食べられる書き手さんはホント極一部で、多くの書き手さんは、多かれ少なかれ、マジョリティのお客さんの好みや流行の浅い部分を意識せざるを得ないと思います

僕も結構悩んだ時期がありますが、今は両方の自分を大事にしています。

より売れるものを意識して創ってるし、同時に自分が最もしたい表現の小説作品も趣味として書いています。

(もちろん面白いと思うものを結構楽しんで売ってますよ。)

専業で、自分の名前で、書籍になる物語を書かせてもらうっていうのは大変ありがたいことで、それは売れないと続けることはできません。

けど自分の表現を譲ったり、ゼロをイチにする権利を失ったら、岡田伸一という名前は形骸化してマッハで価値を失い、詰まるところ誰にも必要とされないのと同義です。

またそういった葛藤の上の答えを出すとき大事なのが「何の為に書いているか?」です。それが僕にとって家族です。

創作でご飯を食べるっていうのは魂を切って売る行為です。僕が社会人であり、夫であり、父であることが尽きない魂を生み出します。

要するに結婚してホント良かったし、僕は幸せだなァと感謝しながら、毎日みなさんの楽しい時間に繋がる物語を一生懸命考えて書いています、という近況でした。

これからもあれぁれぁこと岡田伸一を、よろしくお願いしますね。

岡田

2017ネット小説の傾向のお話

ツイッター上でお世話になっている読者の方との会話で、良い内容があったのでホントざっとですがご紹介します。

ご本人の希望で匿名ですが、大変な読書家で、書籍はもちろん、エブリスタをはじめ多くのネット小説を読んでる方です。

最近僕自身、いろいろな作品を書く上で方向性に悩むことが多々あったので、軽い気持ちで最近のトレンドについて聞いてみようと質問したら、書き手として大変参考になる意見を頂けたので、本人にご許可を頂いた上で、一部抜粋して共有することにしました。

書き手の、特にネットで物語を書いている皆さんの参考になれば幸いです。

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質問:最近のネット小説や読み物で、目立つモチーフの傾向性や、特段感じることってあります??

答え:(ちょっと中略)

むしろ今は傾向が見えなくなったように思います。

まあ、妖、青春、次元、転生、異世界、お店、それらに絡んだ淡い恋愛……流行りのキーワードはあると思います。

でもそれはどこまで続くかは予測がつきません。

ネット小説と書籍がほぼ切り離されていた時代、ネット小説には独特のエネルギーがありました。

書籍には到底、感想はうーん……と思う作品にも楽しんで書いているという生のエネルギーがあった。

それを最近感じるのは難しいです。

最もその中から出てくるのは一発屋と言われる作品が多いかもしれませんが爆発力はすごかった。

逆に作品としては上手くなってるし、商業への道も開けています。

そして商業への道が開けるほど、それに合った作品が増えて、新しくなにかを産み出す力が減ってるように思います。

以前はネット発で産み出されていたアイデアが逆に書籍側からこんなのが売れてると入ってきてネット側での対応が2,3年遅れになる場合もあるのかなという感想です。

読メの感想を見ても、自分の知ってるものから判断を下す感想も見受けられ、新しいものの模索が難しいのかもしれません。

本来読者はその作品を受け取ってその世界で遊ぶものだと思うのですが、感じた評価を書ける場所があるというのはいいのか、悪いのか難しいかもしれないなあって最近も思いました。

ただテーマはどうであれ、面白いと感じられるものは案外不変かなと思います。

読メの感想を見るにつけ、独自性は勿論あった方がいいけど、本当に伝えたいものがある、他者を本当に楽しませたいものがある、新しい知識として真摯に知り得たものを織り込み物語とする、そういう芯が通った作品にはそれに見合った感想がつくのかなって思う場面も多々あります。

(中略)

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移り変わりの激しいネットのトレンドですが、「面白いと感じられるものは案外不変かな」という部分に元気をもらい、また「商業への道が開けるほど、それに合った作品が増えて、新しくなにかを産み出す力が減ってるよう」という言葉が個人的に刺さりました。

この場を借りて感謝申し上げます。

またね!

奇少物件100LDK[6の秘密]


ご無沙汰しております、長門家に仕えるメイドにして大和様のファン、光でございます。

今回は完結して数年頂いたからこそ語れる、

物件シリーズ「100LDK」「QLDK」「7ブンズパビリオン」などなど、

6の秘密を紹介いたします。

一部すでにどこぞでお話した内容も含まれますが、

総集編の意味を込めてのご紹介になりますので、

何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

また本シリーズを最後までお付き合いいただいた方にのみ

楽しんで頂ける内容ですのでご了承ください。

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◆一の秘密【物語は回転している】

わたくしが大和様と出会った第一部『100LDK』の冒頭と、

『7ブンズパビリオン』のラストはまったく同じ場面でリンクしております。

作品のテーマ数字である

第一部「8-現在」、
第二部「9-未来」、
第三部「7-過去」を、

7・8・9と順番通りにすることによって、

本作の時系列が成立する仕様になっております。

これは何度も本作を楽しんでもらえれば、

というわたくしどもの願いによるものです。


◆二の秘密【物語の語り部はすべて長門陣】

二十一代目当主、陣はある者に殺され、息絶えます。

しかし彼の意思・魂は100LDKにて生き続けました。

第一部においては屋敷そのものとして家族を見守り、

第二部・第三部においてはある人物が持つ鎹(かすがい)のお守りとなって、

物語の【語り部】として、皆さまに真実を語っております。

また豪放磊落な性格ゆえ、時々垣根を超えて大和様にアドバイスを与えております。


◆三の秘密【作中で最も頭が良いのは光と秋人】

これは大変恐縮な裏設定なのですが……作中で最も万能で頭の回転が良く、

また美しく謙虚で一途でバカなフリがうまいのはわたくし光となっております。

第一部においてのお風呂の試練をはじめ、

第三部7ブンズパビリオンにおける必然性など、

そう思って読んで頂くと、合点がいく箇所が多々あるかと思います。

また大和様の父上秋人さまも、史上最難関の試練を突破するなど、大変優秀な人物です。

長門の女は優秀な遺伝子を見分ける嗅覚を持つと言われます。

秋人様の血を引く大和様とわたくしが、

もし子を儲ければ……とてつもない才覚を予感せざるを得ません。


◆四の秘密【家族の本名と意味】

大和様の本名、真栄城家の住人の名前は季節を表しております。

父:秋人→秋
母:美冬→冬
子:霧彦→梅雨
嫁:光  →夏
孫:虹春→春

また長門家は生まれたとき、家に入ったときに名前の一字を奪われます。これは幸運を維持する風習によるものです。

【長門家の本当の名前】

陣兵(じんぺい)、文音(ふみね)
小梢(こずえ)、京一(きょういち)
天樹(あまぎ)、昴月(すばる)
有鈴(ありす)、慎一(しんいち)
光子(ひかるこ)

ちなみに霧彦様のお名前は、著者が仮面ライダーWに登場する同名人物の大ファンであることから名づけました。

富豪一族をや登場する猫の種類をはじめ、第一部100LDKにおいては所々、仮面ライダーWのオマージュが存在します。


◆五の秘密【光は貧乏に、霧彦様は死ぬ予定だった!?】

第二部QLDKの初期の設定では、光が主人公となり、

慎と共に【パンドラハイツ】なる集合物件の問題を解決する物語でした。

長門家から独立したわたくし達【姉弟は貧乏】となり、

困窮するところから物語が始まる、というものでしたが、現在のQLDKが第二部となりました。

また第三部回想物件は、もともと【死んだ大和様】が、昭和のとある家屋の地縛霊となるお話でした。

大和様はなぜ死んだのか? またどうして昭和のとある家屋の、

その家族の行く末を見守るのか、という物語でしたが、

あまりにも暗い内容のため、現在の7ブンズパビリオンとなりました。

このように、本シリーズには多くのアイデアがあります。

いつかまた多くの方に応援を頂ければ、さらなる【第四作目】のアイデアも

無きにしも非ずですので、どうか時々光と大和様、

そしてあの奇少物件を思い出してやってください。


◆六の秘密【負の秘法】

これは物件シリーズだけの秘密ではありませんが、

実は不可思議な力を持つ100LDK以外にも、

人の夢想を叶えると言われる【負の秘法】なるものがあらゆる時代・国に存在するそうです。

【奇少物件】【時空を超える図書室】

【幸運の虫】【永遠の生命を与える大鏡】

【月の裏の扉】【悪魔を創造するコントローラー】などなど。

それらは一見、人の夢想を叶えるように見えますが、結果として「不幸を呼ぶ」という共通点があります。

立ち向かうには善良で強靭な意志が必要です。

そう、大和様のような……。

すべての物語を追ってみるのもまた一興かもしれませんね。

以上で、奇少物件100LDKシリーズ、[六の秘密]のコーナーは終了となります。

本作を愛してくれた皆さまに、少しでも喜んで頂ければ幸いです。

また皆さまとお会いできることを心より楽しみにしております。

幾久しく健やかにお過ごしください。

ごきげんよう。

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奇少物件100LDK[小説]


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奇少物件100LDK[コミック]